タイの仏教はテーラワーダ仏教です。お釈迦様の時代から完全に近い形で残されたパーリ語の経典に基づいています。
今回は日常もっともよく使う礼拝のお経、「アラハン」と「ナモー」に日本語ふりがなをつけて、唱え方もご紹介します。
アラハン(仏法僧への礼拝のことば)
アラハンー サンマー サンプットー パカワー プッタンー パカワンタンー アピワーテーミ.※上記を唱えたあと、1回拝跪する
サワーカートー パカワター タンモー タンマンー ナマサマーミ.
※上記を唱えたあと、1回拝跪する
スパティパンノー パカワトー サーワカサンコー サンカンー ナマーミ.
※上記を唱えたあと、1回拝跪する
意味
「仏」は、世尊であり、一切の煩悩を滅尽し、自ら正しく悟りを開いた方です。「仏」に敬意を表します。
「法」は、仏によって善く、正しく、説かれた教えです。「法」に敬意を表します。
「僧」は、正しい道を実践する仏弟子たる者です。「僧」に敬意を表します。
ナモー(お釈迦さまへのご挨拶)
ナモー タッサー パカワトー アラハトー サンマー サンプッタッサ.ナモー タッサー パカワトー アラハトー サンマー サンプッタッサ.
ナモー タッサー パカワトー アラハトー サンマー サンプッタッサ.
※上記を唱えたあと、3回続けて拝跪する
意味
世尊であり、一切の煩悩を滅尽し、自ら正しく悟りを開いた「仏」に礼拝し奉ります。
実際の読誦
それでは、実際の読誦を聞いてみましょう!冒頭部分に、「アラハン、、」と続いて「ナモー、、」が入ってますね。
まとめ
この二つは、タイ人が幼稚園や小学校で一番はじめに習うお経です。テーラワーダ仏教では、お経の意味はお釈迦様の教えを確認することにあります。
毎朝、このアラハンとナモーのお経を唱える小学校も多くあるんですよ。また、就寝前のお祈りに唱えることもあります。