
深い哀しみのなか、私も周りの人々もこれからの自分の生き方や役割を模索しています。
そんななか、かつて Youtube で公開された「タイ国民が国王賛歌で起立する理由」の動画に感じるものがあったので共有します。
タイ国民が国王賛歌で起立する理由
とある映画館にて。
映画の上演の前、国王賛歌が流れ全員が起立する中、スマホをいじる人、ジュースを飲みながらの人、歌を歌い終わる前に座る人もチラホラ。
すると、一人の男がスクリーン前に出てきて、館内の人々に問いかけます。
「皆さんに少しのお時間をいただきたいと思います。
先ほどの国王賛歌では、敬意とともに起立をしてくださった皆さんにお礼を申し上げます。
私は、ここにいらっしゃる方の多くは、真心から起立され、また起立しなければならない理由も理解されていると信じています。
しかし一方で、ここにいらっしゃる方のうちの何人かは、他の人が起立しているからという理由で、起立しなければならなかったと思います。
私も、かつて同じように、国王賛歌が流れるときにいつも起立しなければならない理由を、不思議に思ったことがあるタイ国民の一人です。
でも今は、その理由を明確に答えることができます。
そして、なぜその理由が分かったか。
それは、私が王様の座っているお姿を見たことがないからです。
私が見た王様は、行くことさえ大変困難なところに自ら歩いていかれるお姿、汗の流れ落ちるお姿、仕事の道具しか手に持たないお姿でした。
そして私は、王様ほど疲れに耐えながらタイ国民のために激務で働く人を、今まで誰も見たことがありません。
では、貴方はどうでしょうか?
どうか、自身の心に聞いてみてください。
そうすれば、他人が起立しているからという理由で起立する必要も、他人が王様を愛しているからという理由で愛する必要もなくなるでしょう。
どうか、王様がされてきたことを調べてみてください。
そうすればこの先、国王賛歌が流れる時、その時はまさに、王様の前で起立している瞬間であることを皆さんもわかると思います。
神様でもない何の超能力も持たない人間であるのに、私たちを救うためにタイの国土の隅から隅までを歩いて、これまでどの王様もできなかったことを気力と体力の限りを使ってされてきた王様の前で。」
このあと、国王賛歌へと続きます。
出典 : "เหตุผล :The Reason" (Official HD) : ไทยประกันชีวิต Thai Life Insurance
直訳で所々わかりずらい表現がありますがお許し下さい。
まとめ

これから先も、王様は「教え」というかたちで私たちの中で生き続けていくことでしょう。
そして、王様のお言葉やお姿を次の世代に伝え継いでいくことは、今を生きる私たちの大切な役割だと思います。