今回はタイのドリアンについてまとめます。
そもそもドリアンって?
ドリアン(Durian)は、アオイ科ドリアン属の植物で、原産地は東南アジアのマレー半島です。果実は硬い棘がある革質の外皮で覆われていて、中に黄色い厚い果肉と、それに包まれた大きな種があるのが特徴です。
タイ語でドリアンは「トゥーリヤン」と言います。
タイにはいくつかの種類があり、特にモントーン、カンヤーオが有名です。
また、主な産地にはラヨーン県やチャンタブリ県があげられます。
ドリアンは臭いのか?
かつて私も日本に居たときは、テレビ番組で芸人さん達のリアクションを観て、ドリアンとはとんでもなく臭い果物なのだろうと想像していました。しかし、実際にはそれほど臭くないです。
彼等が臭かった理由は、恐らくはドリアンの果肉は皮から取り出すと時間が経つとともに臭いが増すので、そのためか、もしくは熟しすぎていたためではないかと思います。
ドリアンの選び方
例えばこんな感じです。
- 店員:アオ ベップ ナイ カップ? (どんなのが欲しいですか?)
- 客A:コー ベップ コップノーン、ヌムナーイ カー(外側が歯ごたえがあって、内側がやわらかいものをください。)
- 客B:コー ベップ ニムニム スックマーク カー(柔らくて、よく熟したものをください。)
すると、お店の人は先ず硬い棒でドリアンの皮をポクポク叩き、その音を聴きます。
ドリアンは熟すにしたがって果肉が縮まっていき、外皮との間に隙間ができるので、叩いたときの音の高低で熟し具合がわかります。
そうやって選んだドリアンに、次は少し切り込みを入れて、中身を触らせてくれます。
硬さを確認して、もし気に入らなければ換えてもらっても構いません。
OKなら、皮を剥いて果肉を取りだし、一つ一つ大事に紙で包んで、袋に入れてくれます。
値段
ちなみに、ハイシーズンで最も安いときにはkgあたり60バーツのときもありますが、大抵は80~100バーツくらいです。
一個の重さが大体2~3kgするので、値段は300バーツ前後になります。
食べ方
なんといっても、皮から取り出してすぐが一番美味しいです。皮から取り出してすぐの果肉は、甘くて良い匂いがします。
逆に時間が経ってくると、ドリアン特有の、あの硫黄のような臭いが増してきます。
ちなみに、冷やしたりせずに常温のまま食べた方が、濃厚な甘さと、ねっとりとした食感が感じられて美味しいでしょう。
また、ドリアンは絶対にお酒と一緒に食べてはいけないと言われています。
ドリアンもお酒も身体を温めるので、一緒に食べると心臓に悪いとか、胃の中でガスが出てお腹が張るとかが、その理由だそうです。
スパッタラランドについて
今の季節限定で、ドリアンの食べ放題ができるフルーツパークをご紹介します。スパッタラランドは、ラヨーン県にあるフルーツパークで、タイ人同行なら大人300バーツ、子供150バーツの入園料だけで、そのときに旬の果物の食べ放題ができます。
食べ放題の果物には、もちろんドリアンがあるほか、マンゴスチン、ランブータン、ションプー、ドラゴンフルーツなどの熱帯果物もあります。
また、果樹園の中を案内バスが走っていて、実際に実がなっている木を見学できるので、大人にとっても子供にとっても楽しく過ごせる場所と思います。
まとめ
毎年5月から9月くらいまでが、ドリアンの美味しい旬の時期です。実はわが家も一家揃ってドリアンが大好物です。
これからの数ヶ月間は、楽しみな反面、出費が増えてしまうのが悩みの種です。
今の時期タイに来られる方は、ぜひ一度新鮮なドリアンをお試し下さい。