そこで今回は、これからタイで運転をされる方のために、タイのローカルルールについてまとめてみます。
交差点ルール
タイの交差点では、赤信号でも左折できるところがほとんど。(ただし、バンコク市内や地方都市には例外もあるので注意。)T字路では、片側3車線の場合は、一番左側は赤信号でも通過可の場合がある。
信号機のない交差点では、直進の際、左右の車に知らせる意味で、ハザードをつけることがある。
Uターンルール
Uターン禁止の標識には、全車両禁止のものと大型6輪車両以上禁止のものの2種類ある。6輪以上禁止のものは、数字の6とタイ語の注意書きが小さく書かれている。
高速道路ルール
タイの行き先表示の標識は、一般道は緑色で高速道は青色。(日本と逆)遅い車は左車線、速い車は右車線を走りる。(日本と同じ)
左車線が空いているときは、左側からも追い越してくる。
制限速度はほとんどが120km。 一部90kmのところがあり、そこにはよくネズミ捕りがある。
料金清算の仕方は、乗り口の料金所で前払いする所と、乗り口でICカードを受け取ったあと、降り口の料金所で清算する所がある。
まれに要人が乗ったVIPという優先車両が通るが、そのときは速やかに道を譲る。
道を譲らないと先導している白バイ警察官に怒られる。
前方に速度オーバーの検問が場合、たいていは対向車線の車がゆっくりパッシングして教えてくれる。
事故にあったときのルール
事故や異常で緊急停止した場合、追突防止のため、安全コーンがわりに街路樹を折って道に並べる。軽い物損事故のときは、その場でお互いの保険屋同士で示談させることがほとんど。
よっぽどトラブルが無い限り、警察は呼ばない。(マイペンライ)
物損事故であきらかに相手側に非があっても、タイ人はなあなあで済ませる。(マイペンライ)
逆に自分に非がある場合でもあまり怒られない。(マイペンライ)
タイ人の運転マナー
タイ人の運転マナーは、日本人と比べると一般的に悪い。Uターンや交差点での割り込みや、外側からのかぶせは日常茶飯事。
車間距離は詰め過ぎなくらい詰めて、高速道路でも2台分も離れない。
でも実は、車間距離を開けていると、急な割り込みがきて、もっと危険。
クラクションは、逆切れされて喧嘩になるため極力鳴らさないこと。
通勤ラッシュや帰宅ラッシュの渋滞時には、側道を走る車が出てくるので、左から追い越してくる車やバイクに気をつけること。
早朝の市場周辺や夜間には、逆走するバイクや車が多いので気をつけること。
まとめ
運転は性格が出やすいと言いますが、タイ人 はまさにその通り。せっかち、気が短い、自己中心的でマイペース、だけどトラブル時はお互いマイペンライ。(ま、いいでしょ。)
結局、タイで運転する際の最大のコツは、イライラしないことですね。