タイ最大財閥のCPグループの謝家(チエンワノン家)をはじめ、バンコク銀行、Land & House から、 Oishi と Ichitan を創業したタン氏のような2世3世まで合わせると、名のある企業の創業者はほとんどが華橋出身といって過言でないかもしれません。
彼らはなぜビジネスで成功できるのか?
華橋の知人から、そのヒントになる商売の心構えを、マンゴーの木の育て方に例えて教わりました。
その土地に根を張った生き方をすること
鉢植えで育てた木は、世話は楽かもしれませんが、鉢の大きさまでしか根は伸びず、木も大きく育ちません。また、水や肥料を与え続けなければ、やがて枯れてしまいます。地面に植て育てた木は、最初の頃は日除けが必要だったり、朝夕の水やりが必要だったりと細かな世話が必要です。しかし、一旦根が張れば、あとは自分で養分や水を吸い上げ、大きく成長してくれるでしょう。
若いうちから小さな商売をはじめる
大きな植木はすでに実がなっているかもしれません。しかし、それをたとえ地面に植えても、細い根が浅くまでしか伸びません。さらに、大きくなるほど倒れやすくなるうえ、寿命も短いです。小さな苗木は、植えてから実を収穫できるまでに数年かかるかもしれません。しかし、太い根を地中深くまで張ってくれるので、大きく育ちます。そして、やがて沢山の実が収穫できるでしょう。